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どうしてもラバーの生地というと黒とか赤などの不透明でベーシックな色を想像しますが、これのみならず透明スモークや透明ブルーなどの透明系、ビビッドなバブルガムピンクなどの明るい色もでてきていて、様々な組み合わせが考えられるようになりました。
そんなことから絞り染めなどの一部の特殊な染め加工がなされた布以外のものは、ほぼラバーでも実現できるようになってきたようです。
勿論、これまでもAtsuko Kudoに見られるようなラバー生地の上にラバーで模様をプリントするというのはありましたが、グラデーションを伴った生地というものは全く見られませんでした。
ところが。
ドイツのデザインハウスBodyCultが絞り染めのような模様が入った生地を使ったコレクション(上写真左)を発表していて、目から鱗が落ちました。単色を組み合わせてというだけでなく、生地そのものにこのようなグラデーションが可能になったことで、よりデザイン的に幅が広がったように思います。
これだけかと思ったら、さらにこれまでの常識を覆す生地がありました。 ラバー生地というと、表面がツルッとした凹凸がないものばかりでしたが、こちらにあるように凹凸+染めの生地も登場してきました。 (下写真)
上写真右は、その凹凸のある生地を使ったロシアのRubearが発表した”Frog Queen”。(カエルは爬虫類ではありませんが)うまく特徴を捉えています。
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これらの生地を使ったコレクションは二つのデザインハウスが発表したものですのでまだまだ他のデザイナーには広まってはいませんが、これから様々なデザインのものが多く発表されると期待してたりします。